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野中先生講演会報告

2/28開催の野中昌法先生講演会の
運営委員からの報告です。




こんにちは。
丸森かたくり農園・てとてと運営委員の北村みどりです。

「測って、表示して、販売していく」ことが、
放射能環境時代の最善の農業の形であると考えていましたが、
今までなかなか
「消費者と生産者のどちらの想いにも心を寄せてくださる」方とめぐり合えずにいました。
野中先生の心と智恵と技術を学ぶことで、
きっと、専業農家のみならず、
家族のために栽培している自給農の方も
自信と誇りを取り戻していけるのではないか・・・そう思います。

講演会のお知らせを載せていただこうと、新聞社に送ったメールです。
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最初の「測定室立ち上げの支援のお願い」にも書きましたが、
「私たち人間は自然界からいただくことなしには生きられない存在である」ということを、
たとえ放射能に汚染された地域に住んでいたとしても忘れてはいけないことだと思います。
それでいて、今影響を受けやすい小さな人たち、体の弱い人たちを(もちろん丈夫な人もですが)
内部被曝から守ることに、最大限の努力をすることは「命」のことなので、優先されるべきことです。
てとてとは、今まで、そちらに向けての活動をしている場所と、受けとられてきたかもしれません。

前年度産の農産物も、
西の野菜も、
輸入農産物も永遠に手に入るわけではなく、
放射能以外の安全性もわかりません。
この地の農業を守ることは、
5年後10年後20年後に生きる人たちの命を守ること。
しつこいようですが、
「人間は自然界からいただくことなしに生きていけない存在」
なのですから。
今、西の野菜を選ばざるを得ない小さな子供をもつ親の世代と農家が対立することには
本当は、ならないはずなのです。
生産地としては「汚染地」といわれる仙南ですが、
放射能を心配する人たちを敵対視しないで汚染と向き合い、学び、
農作業での被曝に気をつけ実践していく中で、
きっと両方にとって一番良い答えが
見つかってくれると思います。

そんな想いをこめて、今回の勉強会を企画しました。
たくさんのかたにきていただきたいと思い、
連れ合いは仙南各市町村・亘理・山元町・栗原の農林課にお電話し、
チラシをファクスしてお誘いしました。
・・・後略・・・
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当日は、角田市の農林課のかたも来てくださいました。
野中先生に上記の想いはお伝えしていなかったにもかかわらず
その心に応えてくださるような素敵な勉強会でした。
参加者の方々に質問カードを出していただくことで
具体的な質問に数多く答えていただけたことも、
よかったように思います。
測って数値と向き合い続けながら
考え、学び、細心の注意を払った上で
「農業を続けたい人」は続けられる。
怯えて暮らすこととはちがうんだよ。
こんな方法はどうか?
こんな考えもあるよ。
これからもこんなことに気をつけていかなくちゃ。
などなど
飲料水、農業用水など、これからの阿武隈川との付き合い方を注意深くしていく必要性を感じました。

仙南のいろいろなところでお招きすることができれば、
より、この地の現状にあったアドバイスをいただけるようになるのではないでしょうか。
農業者の多くにとって、ポッと心に灯がともったような
そんな出会いになってくれたのではないかと思っています。




今日は新潟大学土壌学教授の野中昌法先生の講演会(てとてと主催)でした。
「福島は農の営みの継続で農業復興ができる」というタイトル。
二本松の東和地区のアドバイザーでもあります。
詳細な土壌、堆肥などの計測によって汚染源を限定し、
今後の対策の具体的な指針を打ち出してくださっているという印象でした。
野中先生の同郷の先輩でもある田中正造の言葉が引用されていました。
「真の文明は、山を荒さず,川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」
これを反対にすると
「偽りの文明は、山を荒し、川を荒し、村を破壊し、人を殺す」
これが、足尾銅山や水俣をはじめとする公害問題なんですね。
野中先生は新潟水俣病問題にも取り組んでおられた方でした。
原発は公害問題なんだと、改めて認識しました。
農作物についてですが、
肥沃な土壌がセシウムを取り込む性質があるので、根からの吸収はあまりないようです。
ただ、立地条件によってかなり違うので、とにかく周囲をこまかく計測し、
それを元にして対策をたてることを薦めておられました。
これからは、里山からの水と河川取水の田んぼの水が要注意になるそうです。
上流からの汚染土壌やゴミに付着したセシウムによって、
田んぼの汚染がすすまないように対処する方策が必要になります。
でもそれも取水口でうまく浄化すれば、田んぼの汚染を防げるようです。
どうしたらいいのか素人ながら考えてみましたら、

ペシャワール会の中村哲医師の水路事業を思い出しました。
段差のある池を作って(沈砂池)、うわ水を次の池に流す。こうすると最後は綺麗な水になる。
この話を近所の農家の方にしたら、
昔はため池から「尺八樋」という方法で綺麗なうわ水を流す方法があったそうです。
昔の農法は、自然との付き合いの深い知恵に満ちていて、
今回も見直す農法があるのではないかとふと思いました。
日本の農業を、農家をなんとかして守りたいという意志にあふれた講演でした。
そのお気持ちがなによりも嬉しく、未来への希望をいただきました。

投稿  KS


上記、投稿者のKSさんは、運営委員をご存知の方ならば、
そんなイニシャルの方いないなぁと思われるでしょうが
秘密にしておきます!?
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