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オープンへ急ピッチ!

20111106_1

8月からずっと、毎日曜日の夜の深夜にまで及ぶ運営委員会が続いています。
オープンに向けて、オープンイベントの準備や
測定業務のための準備、
蔵内部の改修、
会計業務、
測定機械のならし運転
などなど、
他にも様々に細かなこともあって
やること、考えること山盛で
疾風怒濤の日々が続いています。

11/6の夜は
待合室に並べる閲覧本を検討もしました。
それぞれ、これはというものを持ち寄って並べ検討しているの図です。
なかには、人がもってきたものを
「ふんふん、これはおもしろそうだ」と
じっくり読み始めてしまうメンバーも!

画像のものがすべてではありませんが、
みなさんの役に立つものをと、販売もできないかと検討中です。



takebora
これはなんでしょう?
「竹法螺」というのだそうです。
しかも著名人のサイン入りです。
(古武術の甲野善紀さん、息子で同じく身体操作法の研究者甲野陽紀さん、養老孟司さん、椎名りんごさん、精神科医の名越康文さん、ファッションデザイナーの山縣良和さん、ニホンミツバチの第一人者久志富士男さん、そして贈って下さった佐世保の野元浩二さん:旧知の甲野さん経由でご縁をいただきその後も「てとてと」の支援の呼びかけなど協力していただいてます)
福岡県の糸島で開催されたあるイベントで集まったメンバーに書いていただいたとか…(野元さんも火おこしと竹ボラづくりの講師)

サイト管理者の私のところへ、エールの意味を込めて、
野元さんが贈って下さったものを
うちにだけ飾っておくのはもったいないと
「てとてと」に置くことにしたのでした。
彼は、
「玄海原発を包囲する時はこれをみんなで吹くたい!」
とおっしゃっておりました。

竹で作った法螺貝のようなものです。
話によれば
江戸時代に福島の百姓一揆で使われたそうです。

以下、少し長くなりますが、竹法螺について引用します。
ーーーーーーーーーーーーー
『新版 民族楽器をつくる』(関根秀樹著、2003年 創和出版)より

竹ぼら(竹法螺)

 法螺貝が容易に手に入らない地方の庶民は、竹や木で代用ほら貝を作った。直径7~8センチの真竹を36センチくらいに切り、節のそばに吹き口を開けたのが歌舞伎の下座音楽で使う竹ぼら。節の中央に吹き口を開けた縦吹き型もあり、地方によって貝、筒貝、竹筒などとも呼んだ。高価な法螺貝より手軽で吹きやすいので、昔は寄り合いの合図やお祭り、一揆などで吹き鳴らし、近代には芝居、ラジオ、映画の効果音にも陣貝の代わりに使われた。

 竹ぼらの材料は緻密で肉が薄く響きの良いマダケが最高だが、モウソウチクでもできる。長さは8寸(24㎝)~1尺8寸(54㎝)くらい。36~40㎝くらいが一番吹きやすい。長いと軽く吹いても重低音が出るが、大きな音を出すには肺活量が要る。短いとトランペットのように唇をしめて強い力で吹かなければならず、音は甲高くなる。吹き口の大きさは13~24ミリ前後。短いのは穴も小さめがいいが、くちびるの大きさや柔らかさ、吹きかたによって個人差もある。慣れない人は長めに作って穴も大きめにすると音が出やすいようだ。吹き口はくちびるがいたくないようにささくれを取り、角を丸く削る。また、先端開口部の内側をナイフで斜めに面取りすると音がちょっと大きくなる。秋~冬に材料の竹が手に入るならいっぱい作っていろいろやってみるといい。

 元文三(1738)年、奥州岩城(磐城。現在の福島県いわき市とその周辺)で起こった大規模な一揆「岩城騒動」では、8万人の百姓が城下を囲んで竹ぼらを吹き鳴らしたという。
 記録によれば、一揆の群衆は砂を入れて二重にした藁頭巾をかぶり、鎌や鋤や山刀を手に、手製の竹ぼらを携えて集まったという。一揆の申し合わせに、「八、九寸または一尺廻りまでの竹の節を抜きて携ふべし。これは戦争の合図に用ふるほら貝の代用とす」とあるから横吹きではなく、節の真ん中に吹き口をあけた縦吹きタイプだ。寸法がわりと短いので、音は甲高い。
 総勢8万(別な記録では9万)の一揆の衆が「各自腰に付けたる竹筒を一同に吹き立けるが、その声すさまじく波の音とも風とも聞き定めがたく。天地も為に崩るるかと思ふばかり」。う~む。かっこよすぎる。2、3本の竹ぼらを吹き合わせるだけでも「うなり」を生じて音が強まる。それが8万本!もはや想像を絶する。タイムマシンがあったら馳せ参じて一緒に吹き合わせてみたい。いや、それより現代のありあまる竹を有効利用してあちこちで竹ぼらワークショップを開き、数千~数万人規模で国会議事堂とかアメリカ大使館とか首相官邸なんぞを取り囲んで吹き鳴らそうか。吹くのは敵さんのほうがずっとうまそうだが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用ここまで。


これを「てとてと」のオープニングセレモニーでも吹き鳴らすことになりました。

乞うご期待!
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